沖縄県産珈琲の苗木に生息する“アリ”。カイガラムシと毎回セットの理由

 前に珈琲の苗木の敵「カイガラムシ」について少し説明しましたが。。カイガラムシにセットでついてきてしまうのが「アリ」です。

 その理由とは! カイガラムシが樹液を吸って甘い排泄物(汁らしい)を出すんですが、その香りにおびき寄せられて「アリ」も寄ってくるというわけです。
カイガラムシは「アリ」に守られて生活をするという。。アリはアリでカイガラムシから甘い蜜?汁?をもらえるのでWin-Winの関係性らしく、珈琲の苗木に「アリ」がいたら、必ずと言っていいほど「カイガラムシ」が枝や葉裏にくっついています。

 そしてそして。。沖縄ならでは(涙)こんな「アリ」見たことなかった&見たくはなかった。。

 「アリ」といえば、小さくてー、黒くてー、地面に穴掘っててー、間違って踏んだりしたら即ご臨終のイメージ(私はそうでした。。)ですが!! 沖縄には「クロトゲアリ」というやっかいな強敵がいました。

 このアリ、地面に巣を作るのではなく!!なんと木の上や草むらに巣を作り上げてしまうという。。コーヒーノキの中にもまさかの巣!!!近くに落ちている枯葉や草などを利用して巣を築いていました。

 

 ↑の画像の巣を恐る恐る壊すと中から大量のアリ!アリ!!&卵もでかーい!!!(汗)全身鳥肌物でした。。さらにこのアリ、義理のお義父さん戦ってたら噛まれたらしい。。なんて恐ろしいアリ。

 コーヒーの生育に確実に悪いと思い、とにかく巣を落として、ごめんなさいだけど、アリを手でがさがさと潰して(旦那さんがね)どうにか居なくなったと思いきや。。
別の木にもどんどん広がっていたので、木にとにかくアリがいないかまずチェックです。

 ちなみに、本来は台風が巣ごと吹っ飛ばしてくれるらしく、ちょっとでかめの台風が直撃しない限り、このトゲアリとの闘いは続きそうです(涙)けど、台風は台風で来てほしくないし、コーヒーの生産はなかなか大変ですががんばります!